左手を上げて、やぁ!【ちょここ父の思い出】
保育園の帰り道。
次女がアリさんの行列を観察し始めて早10分が経過していた。とっとと帰って夕飯の支度をしたいのに、子供には自分のご飯よりアリの引越しの方が重要案件らしい。
困ったなぁ。
困りながらも笑ってしまう。
いつも私に抱っこされる妹を見て羨ましそうにしている長女は、こういう時くらいしか私を独占できない。「りりぃちゃん歩いてよね」と言いながら私の手を握り、嬉しそうにしている。
我がまましたい時も我慢しているのだろう。
長女の手を握り返して、可愛いなぁと思う。
「さくらちゃんに、お母さんが手を上げてるねって言われたよ」
お母さんが手を上げている?
ああ、お迎えに行った時の話だな。他のママさん達は、保育園にお迎えに行くと、最初に「こんにちわ」「ありがとうございました」と、頭を下げながら先生に挨拶をする。
けれど私は「やっほー!」と左手を上げて娘たちにアピールしてから、先生とお話をしているのだ。
さくらちゃんに変なママだと思われてるかな。
そうかもしれない、目立つもんね。
でもお母さんは、あなたとりりぃちゃんが好きだから、わざと左手を上げてお迎えに行くんだよ。
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りりぃの不思議な力【ちょここのおとぎ話】
あるところに、小さな女の子がいました。
名前は「りりぃ」。たくさん遊び、たくさん食べて、たくさんお昼寝をします。ときどきはイタズラさんをして、お母さんにしかられるけれど、まいにち元気いっぱい。
どこにでもいる普通の女の子・りりぃは、ひとつだけフシギな力をもっています。その力を使うのは、お母さんといっしょの時だけなのです…。
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「ぴよたそ」の素材を使いたくない3つの理由!ちょここは絶対使わないんだから!!!
愛するあなたへ… 【R16指定・写真アリ。お食事中は読まないでください】
熱く燃えさかる太陽。
風もなく、ただセミの声だけが響く空。
あなたは私を見上げ、小さな声で、
「一緒に暮らそう」
そうつぶやいた気がした。
あなたを抱きしめて、ずっと一緒と誓ったあの日。
もう、10年も前のこと。
あの時の気持ちを忘れない。今もずっと変わらない。
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